春のお彼岸は、春分の日を中日とする前後7日間の期間です。仏教では、極楽浄土に思いを馳はせ、善行を積むべき大切な時期とされています。
お彼岸には、故人の思い出を語り合い、ご宝前に美しい花を飾り、好きだった食べ物をお供えし、家族で読経供養をさせていただきます。
さまざまな供養のなかで、ご先祖さまがいちばん喜ぶ供養は、私たちが「人さまのお役に立つ生き方をすること」です。お彼岸には、あらためていのちを授けてくださったご先祖さまへ感謝を深め、自他のいのちを尊び、人さまを思いやる菩薩行の実践をお誓いしましょう。