かわかぜ

令和5年2月号

「佼成」誌に倣い、わが町広報誌も『気づき』をめざします

中原西支部 K.Tさん

「突然ですが、ひと言お礼を言いたくて…」。
昨年11月半ばの夕方、ピンポーンの音で玄関ドアを開けると、60歳位の女性が立っておられます。聞けば、道路に面した駐車場の入り口に、コロナ禍始まって以来私が置いている、『佼成』誌を読んでくださったとのこと。通り道で『ご自由にお持ち下さい』との表示を見て、試しに持ち帰って開くと、「コロナ禍で人と気軽に話せない寂しさも手伝って、とても心打つ内容に勇気をもらいました。毎号楽しみにしています」という言葉に、こちらも勇気をもらいました。

母は生前熱心な会員でしたが、私は毎朝仏前に飯・水・茶のお給仕をする程度です。現在は、4年ほど前から始めた木月3丁目町会広報誌『きづき瓦版』の毎月発行に向けて、情報収集・取材・執筆と、編集を手伝って下さる2名の方たちと共に精魂を傾けています。

自粛生活が続くある日、母の信仰を支えていた機関誌『佼成』を、商店街に通じる自宅入り口に置いたら、きっと手に取ってくれる人もいるかもしれない、と主任さんにお願いして試しに10冊重ねて置いてみると、6冊、5冊、4冊と月を追うごとに残数が減り、手応えを感じました。『人生を豊かにしてくれる内容』は、『きづき瓦版』もめざすところです。

私は毎朝、仏前で「ご先祖様おはようございます」に続いて次の三つを唱えています。

一、今日も一日驕らず、明るく元気に努めて参ります。
二、世の中が少しでも平和に向かって進歩するように祈念いたします。
三、すべての霊を敬い、今、私が健康にこの世に存在していることに深く感謝し、日々精進して参ります。

今、混迷する世界にあって、誰もが羅針盤を求めています。何事も人のせいにしていては行き詰まるばかりです。一人ひとりが心田を耕し、利他の心で身近なところから変えていけば、平和は自ずと訪れると信じます。

失われつつある「郷土の歴史」「地域のつながり」への関心を呼び覚まし、偉人の名言に耳を傾けつつ、人としての『覚醒』『気づき』を促す、地域のオアシスをめざしてまいります。

ありがとうございました。

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